かわるふたり
待ち合わせで、駅前のベーカリーカフェでお茶してたとき、
わたしたちの横に年配のご夫婦がおかけになりました
女性を座らせて、男性が飲み物や食べ物を買ってきて座りました
「あなたの好きな方を飲みなさい」
「お昼は、洗濯をほしたね」
「そうだね」
「出かけるから、ごはんは作らなくていい」
「そうか、作らなくていいんだね」
男性が女性の支離滅裂な言葉にあわせて、話しをしていました
その時m女性が飲み物をこぼしました
「あーーー!」
男性がなだめながら、女性の膝やズボンを拭いてあげるのですが、女性は若干ヒステリックに顔をゆがめています
なんだか気になったので「タオル使いますか?」と声をかけて差し出したら男性が、
「いいのいいの。ありがとう。この人ね、認知症になっちゃってね。ごめんね」
その後も、ずっと女性に話しかけながら拭いてやり、「ありがとう」と行って帰って行きました
すっとずっと話しかけながら。。。
若い頃は、きっと恋をして結ばれた二人なんだろう
大好きな人に、心が届かないなんて、どんなに悲しいだろう
彼の声が、心が少しでも女性に届きますように祈らずにはいられませんでした
わたしたちの横に年配のご夫婦がおかけになりました
女性を座らせて、男性が飲み物や食べ物を買ってきて座りました
「あなたの好きな方を飲みなさい」
「お昼は、洗濯をほしたね」
「そうだね」
「出かけるから、ごはんは作らなくていい」
「そうか、作らなくていいんだね」
男性が女性の支離滅裂な言葉にあわせて、話しをしていました
その時m女性が飲み物をこぼしました
「あーーー!」
男性がなだめながら、女性の膝やズボンを拭いてあげるのですが、女性は若干ヒステリックに顔をゆがめています
なんだか気になったので「タオル使いますか?」と声をかけて差し出したら男性が、
「いいのいいの。ありがとう。この人ね、認知症になっちゃってね。ごめんね」
その後も、ずっと女性に話しかけながら拭いてやり、「ありがとう」と行って帰って行きました
すっとずっと話しかけながら。。。
若い頃は、きっと恋をして結ばれた二人なんだろう
大好きな人に、心が届かないなんて、どんなに悲しいだろう
彼の声が、心が少しでも女性に届きますように祈らずにはいられませんでした
by hiyo__pen | 2010-06-30 16:30 | 日々のこと